3分遅れた時計の前で

昨日はライブで水戸に行った。

the quiet roomは最初、当時まだサポートメンバーだった頃のコビキと知り合って仲良くなってから知ったバンドで、菊池(キクピッピ)や前田くん、ゆづピヌスと出会ったのはそれからもうすこし後の話になる。
昨日は打ち上げが始まってすぐ東京に引き上げなくてはならなかったのだけど最後、コビキが外まで来てくれて久しぶりに二人で話した。
えらい鋭利なボブカットのおばちゃんがいるセブンイレブンの近くで。確か水戸黄門も近くにいた気がする。たぶん、北関東の2強。

コビキとは2、3年前のクリスマスに何故か二人で集まって下北沢で飲んだことがある。楽しかったけど、なんでそうなったのかは今となっては覚えてないし、
最終的に僕らは終電を逃し、バーに入ったら名前も知らない輩に絡まれ、あんな苦味のある(人生的な意味で)ウーロンハイはもう飲みたくない。

でもそういう行事やイベント毎って同性とワイワイとやった時のが大体あとになってもしっかり覚えていられるような気がする。理由は分からないけど、不思議なことだと思う。

水戸からの帰り道は、ジョイフルで夕飯を食べた。
おそらく人生初。実家や今住む町の周辺でも一度も出くわした事がなかったので「これがジョイフルか!」と思った。ワイファイが飛んでいることに感動したのもあり、夜中だったけど構わずハンバーグに海老フライが乗ったやつを食べた。店内は河童の話をする太ったおじさんやヤンキーのカップル、横になって寝ている作業服の人で溢れていてそれもまたよかった。
ジョイフルは調べたら23区内だと赤坂にしか無かったのだが、行きたい。すごいだらだら過ごしたい。夜中、ドリンクバーを飲んで過ごして気付いたら朝が来ていて朝食食べて解散、みたいなことがしたい。
そういうことを学生時代にしてこなかった身としては憧れがあるし、こういった部分からこじれているという自覚も僕にはちゃんとあるので心配しないでほしい。

赤坂という土地柄叶わなそうな夢だけどいつかするぞ。みっともないと見られても、眠くて結局早々に帰ることになったとしても。引き締まった服装ではなくて、できる限りゆるっとした服で行きたい。

こういう不毛なことならいくらだってしてみたい常々思っているしたまに誰かにわかってほしくて口にも出すのだけど友達には「それ破滅願望だからね」と諭される。
破滅がしたいんだろうか、僕は。

すこし前に友達からこれ好きなんだよね、と貸してもらっていた穂村弘の「ラインマーカーズ」を読んだ。

結果的に、筆者のあとがきの「忘れたり、思い出したりしてください。」という文末にいまも心を持ってかれている。本編ももちろんよかったのだが、このあとがきのせいで穂村弘の他の作品も読んでみたくなってしまった。悔しい。

ラインマーカーズは歌集だったのだけど、そういえば僕は去年の秋頃、お~いお茶の俳句大賞に応募してなんの連絡もなく落選したという事実をこれを読んで思い出してしまった。
落選したことより応募した事実のが恥ずかしいし、その労力でほかの事も出来たのではないかと反省しかしない話なのだが、思い出したらなんだか切なくなってきた。文字に起こさなきゃよかった。間違いなく自分でタイピングしてまで人目に晒す話じゃない。
しかし、自分の恥や失敗を誰にも知られずにいることのが怖いことないなと思うので、いや、もう、そう思い込むしか方法僕に行き場は無い。そういうことにしたい。頼む。

複雑な気持ちのまま今日は眠る。月が替わったけれど、家の時計は3分遅れているので僕だけはまだ4月にいる。5月生まれには美人が多い。早くそっちに行きたい。できればこう、ルパンが服をスポンと脱ぐときのようなイメージで。おやすみなさい。

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