10月14日

夜中、衝動で外に出てご飯を食べて、そのまま自転車で行ける限りのところまで行って、さっき帰ってきたとこ。

昼間ほとんど室内に篭っていたので全然イメージ出来てなかったけど、想像以上に寒い。びっくりした。デニムのジャケットと古着のブルゾンを重ねて着ていたのに、それでも寒いなんて。やめてよ、と思った。昨日から降り続いてる雨もそろそろやめてほしい。夜中は止んでたけど、今また降り始めた。リコチェットマイガールの曲かよ。やめてよ。すぐ雨降るんだから。

基本的に、街頭ですれ違う見知らぬ恋人なんてノイズ以外の何物でもないけど、それでもなんとなく手を繋いでしまう気持ちとか、寄り添って歩く姿に意味があるような気がしてしまうなと今日は思えた。なんでかって、寒いから。めちゃくちゃ寒いから。そりゃ触れたいよ。

深夜の三軒茶屋から下北沢へ。北沢通りを伝って北上していくと、女の人の美人度がどんどん下がっていくさまが如実でなんだか面白い。ガールズバーの前に佇む守衛達も、三茶と下北では顔ぶれが全然違っているので「なるほど」と変に納得してしまったりする。こんなことを言ったら怒られるかもしれない。しかし、僕は正直でいたいのだ。別に、こんな場所で自らの正直を使わなくてもいいということくらいわかっている。ただしかし、こういうところでこそ半端な嘘で消費したくない。塗り固めてしまいたくない。僕は、長濱ねるが好きだ。その気持ちに、ひとつも嘘はつきたくないのだ。

246号線沿いを自転車で走っていると、渋谷か、もしくはその向こうからか。都心の方から来てるタクシーが我が物顔でエンジンを蒸かしているので、見るたび妙な気持ちになる。世田谷のタクシーはぼったくりなんじゃなくて、みんな道を知らないだけなんですよ、とすこし前に乗ったタクシーの運転手さんが教えてくれた。一緒に乗った僕と後輩は、妙に納得してしまった。確かに、自転車でも細い路地を進むと階段にぶち当たったり行き止まりだったり、ということがよくある。おまけに目黒や渋谷に近付くと坂も増える。ふざけるなよ、と小さな声で呟きながら坂を登ること、全然少なくない。でも、帰りは下りなのだ。それを思うと、なんにも苦じゃない。実際のところ。

夜中起きてる時は決まって何かしながら音楽を聴いているか、huluか何かでドラマを見てるかするのだけど最近はコーヒーを飲みながらひたすらぼーっとしてることも多々ある。昨日の銀杏BOYZの武道館、どうだったのかなとか。最近連絡取ってないけど博物館に一緒に行ったあの人は元気かな、とか。

そういうことと翌日のことと、最近の反省とが上手く混ざり合って、薄汚れた25歳の僕を長くもなく短くもない睡眠時間へと連れて行ってくれてるような気がしなくもなくもなくもなくなくなくない。

今日はアルバムのライナーノーツを書いた。そのうち読んでもらえるのだろうか。わからないが、アルバムについてメモしていたことをひとつひとつ文章におこした。もっと日記以外にも文章書きたいし、話したりしたいなと思うようになった。ここ最近。

でもそれ以上に、何かひとつでも世界と繋がれるような作品が作りたいし、自分がいつかいなくなっても面白おかしく笑い話にしてもらえるような何かでありたいと思うようになった。悪口陰口、どんどん言われていきたい。あいつは変わったね、も、迷走してんじゃないの?も、今ならぜんぶ大歓迎だ。

そもそもキノコ頭でギターロックのギターボーカルやるような側(がわ)でも、理科の先生みたいなソバージュ頭ではっぴぃえんどの真似する側でもないのだ僕は。

期待されても、困るよ。そんなもの。

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