12月29日

夜。クワルー菊池遼こと、キクピッピと会った。

年末だからか、目当ての店がことごとく開いてなかったのでミスタードーナツで数時間カフェオレばかりを飲んで過ごした。アークティックモンキーズのライブについて語り合う、隣の席のバンドマンらしいバンドマンの姿をした大学生達を横目に、いい大人が黙々とお互いへのリプライを考えたり見て笑ったりして楽しんでいたの、完全にどうしようもなかった。帰ってすこし反省したが楽しかったのでなんでもいい。

インスタにも書いたけど、エスカレーターで静かに抱き合う男女もそうだし最寄りに着いた瞬間、改札出てすぐおかえりなんて言って抱き合って、時間が止まったかのように笑い合う、そういう綺麗な二人組を見ている方が僕は満たされてしまえるし、コンビニで菓子パンや惣菜を余計に掴まされることなくまっすぐ家に帰れるのだ。人間、寂しいと太るから。

真冬は幸せらしき光景がいつも以上にキラキラして見えるけれど、それを模倣したカップルもどきや「冬だから」の企みなんかはすぐにばれる。なんでか考えたんだけど、多分輝きの質が違うんだと思う。質なんてものがあるかどうかもよくわからないが、結局、賑やかしは賑やかしなのだと思った。何のことかも、知らないけど。

全然関係ない話。

今日は昔の曲を洗いざらい歌ってみたりもした。昔の自分はいつも対岸にいる。向こう岸、もう今更渡ったりはしないんだけど。たまに見つめることもある。

無愛想で割り切った君のことが気になってしまって愛しい想いも捨てきれずにまだ優柔不断な僕の願いは今となってはもう思い出せないが、向こう岸にいる僕は未だ願うことをやめようとしない。

だから今こうなってる僕のことも、届かなかったいつかの日々も、成蹊大学に通う友人が好きだったこともちゃんと許してほしいと思っているし、今ならすべて口に出せる気がするのだ。言葉に出来ると思えるのだ。なんとなく。

次の場所までは駆け足で向かうと決めた。寝る。

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